【就活・ESの作り方】人生初ES!!メーカー志望だったころのESを今になって採点してみる
ハーイどーも。スナギツネ営業マンです。
〇はじめに
今回はタイトルにあるとおり自分のESをあえて今になって掘り返して経験してみようというブログになってます。
なんでこんなことをやるかというと、後輩のESを見て、やんややんやと指摘しながら「そういえば自分ってどういうことを書いてたかな」っていうのを振り返りたくなったからです。
プラスして、今はえらそうにブログなんて書いているけど、自分自身かなり悩みながら就活をやってましたよっていうのをわかってもらって、なんとなくでも元気を出してもらえればなあ、というふうに思います。
我ながら偉いなあと思うのは、就活していた頃のデータをすべてgoogleドライブに保存してあって、単元別や企業別でかなりしっかり整理した状態で置いてあったことです。
当時そんなことをしていたのは、もう忘れていたのですが、おそらく何かしら使う機会があるだろうということでちゃんと保存していたんだろうと思います。
もう2年前のことになりますが当時の自分を褒めてあげようと思います(笑)
〇今日のお話
今回採点するのは自分が研究室の人に勧められて受けたメーカーのインターンに参加するために提出した「人生初めてのエントリーシート」です。
結局は営業職に就くことになったものの、やっぱり自分の研究分野もありまして、はじめはメーカーのインターンにも応募していました。
まあはじめに書いたESなんで色々ツッコミどころもあるんですが、そっちの方が記事にしやすいのでこれにしました!
なお、一緒に考えているライブ感を出すために、今回は実際にES眺めながら、どういう風に書き換えようか思考錯誤した流れをそのまま文章に起こしております。
わかってほしいのは、これくらい遠回りしつつ、でも確実に良いESを書かないといけないし、はじめっから完璧にかけることなんて少ないんやで。ということです。
考え始めて、あれ?いらんかったなコレ。みたいなこともありますからね。
とりあえずは読んでみましょう。
※重要部分は伏字
〇インターンシップに期待することを教えてください。
600文字以下
私はこの2Days○○インターンシップで、工場見学や実際に働いていらっしゃる先輩社員の方との懇親会を通して、貴社についてより深く知りたいと考えています。
私は大学時代に部活動内で道具を修理した経験や、練習やマネージャーの業務をサポートするものを作る係の班長を経験し、自分の作ったもので人を支えることにやりがいを感じた経験から、「頑張る人を支えるものづくり」がしたいと考えていましたが、具体的に何をつくりたいかについてはアイデアを持っていませんでした。企業分析を進めていく中で、貴社が産業○○の生産をしていること、顧客の理想を取り入れてカスタマイズ生産された○○を通して「理想を○○で実現するパートナー」を目指していると知りました。
私がやりたかった「ものづくり」ができるかもしれないと思い、興味を持ち、貴社が開催している今回のインターンプログラムに応募させていただきました。このインターンを通して、インターネットや資料では得ることのできない情報を得られればと考えています。具体的な仕事内容や社員の方の雰囲気だけでなく、仕事をやっていく上でのやりがいや厳しさなども直接伺いたいと考えており、実際に貴社で活躍する自分の姿が想像できるほど、貴社についてより深く知りたいと考えています。
〇今の俺ならどう書くか考えてみる
これ、本当に初期のころに書いたものなんですけども、先に感想言っときますね。
初めてにしては、わりとやるやん。
なんか、こういうの作るの得意だった記憶はあるんですが、なんだかんだちゃんと考えとったんやなと思います。(笑)
ただ、かなり読みづらい部分もありますし、当時めっちゃ時間をかけて書いた思い出がありますので、このあたり、大事な要素を分解しながら解説していきたいなと思います。
〇まずは必要な要素を確認しとこう
インターンシップに期待することを教えてください
とのことなんで、まずは
何を学びたいか・どんな経験がしたいか
その理由
はマストですよね。
ただ600文字書けるので、もうちょっと肉付けするとすれば、理由の部分に
自分の経験や、それを通してどう思ったか
も入れたいですし、似たようなインターンはメーカーなら多くあるので、
数あるなかで、その会社のインターンに興味を持った理由
まで入れていきたいなと思いますね。
ここら辺の内容を、当時の僕のESから抽出すると以下のようになります。
〇情報の整理→組み立て
何を学びたいか・どんな経験がしたいか
工場見学や実際に働いていらっしゃる先輩社員の方との懇親会を通して、貴社についてより深く知りたい
インターネットや資料では得ることのできない情報
具体的な仕事内容や社員の方の雰囲気だけでなく、仕事をやっていく上でのやりがいや厳しさなども直接伺いたい
その理由
実際に貴社で活躍する自分の姿が想像できるほど、貴社についてより深く知りたい
自分の経験
私は大学時代に部活動内で道具を修理した経験や、練習やマネージャーの業務をサポートするものを作る係の班長を経験し、自分の作ったもので人を支えることにやりがいを感じた経験から、「頑張る人を支えるものづくり」がしたいと考えていました
数ある中で、「その会社の」インターンに興味を持った理由
企業分析を進めていく中で、貴社が産業○○の生産をしていること、顧客の理想を取り入れてカスタマイズ生産された○○を通して「理想を○○で実現するパートナー」を目指している
私がやりたかった「ものづくり」ができるかもしれないと思い、興味を持った
では、この情報をどのように組み立てていくべきかですが、こういう時はメモに自由に書いてみるに限ります!
この場合の結論は「貴社について深く知りたい」になるのですが、これを貴社についての部分と深く知りたいの部分に分けて考えるのがいいのかなというふうに思います。
ではそれぞれについて、理由を考えていきましょう。
するとこんな感じです。
じゃあ、ほかの要素も並べていきましょう!
まぁ、あとの残った要素の
工場見学や実際に働いていらっしゃる先輩社員の方との懇親会を通して
は良く知る手段として整理しておけばいいですし、
「仕事内容・雰囲気・やりがい」に関しては知りたい内容ですよね?
で、これらは「HPだけではなかなか得られづらい情報」です、と。
(理由で分解していってる図に乗せるとごちゃっとしますし、何よりパワポが面倒なことになるので、この辺で整理しときます。(笑))
〇で、結局どない書くねんと
じゃあ、この辺整理できたところで、順番考えてみましょう。
基本的な順番は構造化のところでも書いた通り、
「結論→理由→具体例」ですよね。
最後の部分に締めとして結論の言い換え入れときゃ大体OKですわな。
もっかいESを引っ張り出してみましょう。(再掲)
結論
私はこの2Days○○インターンシップで、工場見学や実際に働いていらっしゃる先輩社員の方との懇親会を通して、貴社についてより深く知りたいと考えています。
エピソード&理由
私は大学時代に部活動内で道具を修理した経験や、練習やマネージャーの業務をサポートするものを作る係の班長を経験し、自分の作ったもので人を支えることにやりがいを感じた経験から、「頑張る人を支えるものづくり」がしたいと考えていましたが、具体的に何をつくりたいかについてはアイデアを持っていませんでした。企業分析を進めていく中で、貴社が産業○○の生産をしていること、顧客の理想を取り入れてカスタマイズ生産された○○を通して「理想を○○で実現するパートナー」を目指していると知りました。私がやりたかった「ものづくり」ができるかもしれないと思い、興味を持ち、貴社が開催している今回のインターンプログラムに応募させていただきました。
結論言い換え
このインターンを通して、インターネットや資料では得ることのできない情報を得られればと考えています。具体的な仕事内容や社員の方の雰囲気だけでなく、仕事をやっていく上でのやりがいや厳しさなども直接伺いたいと考えており、実際に貴社で活躍する自分の姿が想像できるほど、貴社についてより深く知りたいと考えています。
正直これに関しては議論が分かれるところではあるのですが、
自分が活躍している姿が思い描けるほど深く知りたい
という部分に関しては、理由の説明を入れる必要がないのかなと思っていたりもします。
自明すぎて。
それよりも、
なんでその会社のインターンに興味を持ったのか
活躍している姿を思い描くためにどういう情報を得たいのか
に注力して書くべきだと思いますね。
なんせ、ESには文字数制限がありますゆえ、わかりきっていることは省いて、自分なりに考えた部分に文字数をかけたいところです。
とにかくESの最終目標は
自分の思考をわかりやすく相手に届ける
ことです。
このESでは、わりとそういう風にかけておりますので、
理由部分を物語チックなところから上記の基本形に改造する
より読みづらい部分(赤字)の修正
表現のかぶり(青字)
など、こまいところを直せばええかなと思います。
あとは細かな表現を分けたり、言葉を足したり、ラジバンダリ・・・
結局そんだけかいという声が聞こえてきそうですが、思ってたよりうまくかけていたので、正直困っとります。
(修正前)
私はこの2Days○○インターンシップで、工場見学や実際に働いていらっしゃる先輩社員の方との懇親会を通して、貴社についてより深く知りたいと考えています。
私は大学時代に部活動内で道具を修理した経験や、練習やマネージャーの業務をサポートするものを作る係の班長を経験し、自分の作ったもので人を支えることにやりがいを感じた経験から、「頑張る人を支えるものづくり」がしたいと考えていましたが、具体的に何をつくりたいかについてはアイデアを持っていませんでした。企業分析を進めていく中で、貴社が産業○○の生産をしていること、顧客の理想を取り入れてカスタマイズ生産された○○を通して「理想を○○で実現するパートナー」を目指していると知りました。私がやりたかった「ものづくり」ができるかもしれないと思い、興味を持ち、貴社が開催している今回のインターンプログラムに応募させていただきました。
このインターンを通して、インターネットや資料では得ることのできない情報を得られればと考えています。具体的な仕事内容や社員の方の雰囲気だけでなく、仕事をやっていく上でのやりがいや厳しさなども直接伺いたいと考えており、実際に貴社で活躍する自分の姿が想像できるほど、貴社についてより深く知りたいと考えています。
なので、こんな風に書くのはどうでしょう?
(修正後)
私はこの2Days○○インターンシップで、工場見学や実際に働いていらっしゃる先輩社員の方との懇親会を通して、貴社についてより深く知りたいと考えています。
私は貴社のモノづくりへの考え方に興味を持っています。
私は大学時代に部活動内で練習やマネージャーの業務をサポートするものを作る係の班長として、自分の作ったもので人を支えることにやりがいを感じた経験から、「頑張る人を支えるものづくり」がしたいと考えていました。
しかし、具体的に何をつくりたいかについてはアイデアを持っていませんでした。
企業分析を進めていく中で、貴社が顧客の理想を取り入れてカスタマイズ生産された○○を通して「理想を○○で実現するパートナー」を目指していると知りました。私がやりたかった「ものづくり」ができる会社かもしれないと思い、興味を持ち、貴社が開催している今回のインターンプログラムに応募させていただきました。
このインターンを通して、インターネットや資料では得ることのできない情報を得られればと考えています。具体的な仕事内容や社員の方の雰囲気だけでなく、仕事をやっていく上でのやりがいや厳しさなども直接伺いたいと考えており、実際に貴社で活躍する自分の姿が想像できるほど、理解を深めたいと考えています。
〇どこイジったんや?
最後の部分は「深く知りたい」かぶりを解消したのみです。
先ほどの真ん中の部分をいじりましたので、ここだけ抜き出して比べてみます。
(修正前)
私は大学時代に部活動内で道具を修理した経験や、練習やマネージャーの業務をサポートするものを作る係の班長を経験し、自分の作ったもので人を支えることにやりがいを感じた経験から、「頑張る人を支えるものづくり」がしたいと考えていましたが、具体的に何をつくりたいかについてはアイデアを持っていませんでした。企業分析を進めていく中で、貴社が産業○○の生産をしていること、顧客の理想を取り入れてカスタマイズ生産された○○を通して「理想を○○で実現するパートナー」を目指していると知りました。私がやりたかった「ものづくり」ができるかもしれないと思い、興味を持ち、貴社が開催している今回のインターンプログラムに応募させていただきました。
(修正後)
私は貴社のモノづくりへの考え方に興味を持っています。
私は大学時代に部活動内で練習やマネージャーの業務をサポートするものを作る係の班長として、自分の作ったもので人を支えることにやりがいを感じた経験から、「頑張る人を支えるものづくり」がしたいと考えていました。
しかし、具体的に何をつくりたいかについてはアイデアを持っていませんでした。
企業分析を進めていく中で、貴社が顧客の理想を取り入れてカスタマイズ生産された○○を通して「理想を○○で実現するパートナー」を目指していると知りました。私がやりたかった「ものづくり」ができる会社かもしれないと思い、興味を持ち、貴社が開催している今回のインターンプログラムに応募させていただきました。
やったことは3つ
文章の追加・切り出し
長い文章の簡略化
改行
です。
〇ポイント解説
文章の追加・切り出しをしたのは、そのあとにどういう話をするか説明する前フリの一文を作りたかったからです。
読み比べていただければわかると思いますが、修正後の方が、なんとなく予想だてて読めると思います。
とんでもない量のESが送られてくる中で、文章のわかりやすさは武器です。
文構造としては、とにかくスラスラ入ってくる文章を目指したいところですね。
長い文章の簡略化も狙いは一緒です。
英語でいうところのthatが多く入ってくると、途端に文章は難しくなります。
(皆様受験でご経験あると思いますが・・・)
なんで、一文の長さも抑えておきたいところです。
最後に改行です。
これに関しては今だから反省しておりますが、もっとアグレッシブに改行を使っていてもよかったなぁと思います。
僕は今回のESは3段落で送っていましたが、修正後のように「ターニングポイント」になる文章は一文切り出して書いた方が読みやすいですよね。完全に。
過剰サービスかもしれませんが、目的を考えるとかなり有効かと思います。
〇さいごに
冒頭で宣言した通り自分が人生で初めて描いたesを改めて書き直すときにどういうことを考えたのか、文章にしてみましたが、かなり回り道をしました。
まぁ、いったんばらしてみて、大したことなかったからええやんっていうことは、モノづくりの現場ではよくあることですから・・・
むしろ盛大にばらして検証することで、根本の部分にあんまり大きな問題がなかったということがわかったのがいいことだというふうに考えましょう。
と全力で言い訳をしておきます。
なかなかスマートな文章を書くっていうのが正直難しいところで、ESとかと違って、どういう思考回路をしているのかっていうのを、しっかりと長い文章でかけるのがブログだと思っています。
その利点を活かすにはエピソードっぽく書くのが一番なんじゃないかなというふうに考えております。
でも最近の学生は長い文章を読まないとかきくので、媒体をユーチューブなどの動画に移すのも考えていかなければいけないのかなぁ・・・
というふうに思いつつ今日はこんなところで終わります。(笑)
次の記事はもっとまともなの書きたいですな。
スナギツネ営業マンでした。